「世界中の人が泣いてスタートした人生、やっぱり終わる時は笑っとかないと。終わる時も泣いてたら寂しいです」
中居さんが24歳の時、1996年当時の記事からの引用。「ひとたび仕切り役のホストになると誰もが中居ワールドに引き込まれてしまう。「ゲストに迎えた人に居心地よくしゃべってもらえる空気をつくるようにしています」と、出演者のデータを頭にたたき込む」というのも今と変わらない。ずっとぶれずに努力を続けてきたんだなあ。
人を楽しませたいという気持ちが中居さんが仕事をするうえでまず基本にあるのだと思う。2018年12月10日放送の「中居くん決めて!」でも、売れるためにグループ時代の暴露話をした方がいいかと相談する元女性アイドルに、「アイドル現役時代の話よりも今の話をされてるほうがいいんじゃないですか。人を傷つけず、娯楽を提供するっていう、ね」と話していた。自分は中居さんのこういう考え方にとても救われている。
この元女性アイドルに対して中居さんは「そんな甘くないと思いますよ、女の子のそこの枠って」と、暴露の加減が難しい話もしていた。12月13日放送のナカイの窓で元ホストの城咲仁さんが、芸能界に入って一時はすごく売れたけど、結局ホスト時代の話しかできないから番組一巡したら「他にはないの?」と言われてそれに応えられなくて飽きられて番組に呼ばれなくなってしまったと言っていた。結局のところ「腕」がなければ、暴露話のネタが尽きた時点で呼ばれなくなり、使い捨てにされてしまう。中居さんは多分そういうタレントをたくさん見てきているから、自分の身を切り売りしていくような売り方をしても長くは続かないってわかっていてそういうアドバイスをしたんだろうなと思った。
窓の城咲さんは、ひな壇トークで自分の話をおぎやはぎに持ってかれてそういうことが続いて呼ばれなくなったとも言っていた。芸人は話芸のプロだから、同じフィールドで競争したら生き残るのは本当に大変なんだと思う。その中で揉まれて生き残ってきた中居さんの経験値は多分自分なんかが想像もつかないところにあるんだろう。さらに人に話を振るMCの仕事はきっともっと難しい。以前中居さんがお芝居や歌と違ってMCだけはある程度の経験を積まないと、いきなりはできないと言っていた。中居さんがMCに面白さを見出してるのはそういうところがあるんだと思う。
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