2019年4月1日、新元号「令和」の発表に際し安倍首相が「世界に一つだけの花」に言及したことで、この日から新報道番組「Live News α」のメインキャスターとなったフジテレビ三田友梨佳アナウンサーは、「安倍総理大臣は会見でSMAPの『世界に一つだけの花』について言及されていました。新しい時代を生きるすべての方が、それぞれの大きな花を咲かせて欲しいという言葉。新たに始まる『令和』をいい時代にするためには、一人一人が持つ種を大切に育てて、一生懸命大きく育てることが重要なのかな、と思います」とコメントした。
2017年12月のインタビューで三田アナは次のように述べている。
ずっと心に留めている言葉があります。それは中居(正広)さんに言われた言葉。確か私がアナウンサーになって2年目のとき、バラエティ番組でご一緒させていただいて。私は芸能人のゴシップネタを紹介していく役割で、中居さんはそれをもとにゲストとトークしていくのですが、私が紹介したことに対して中居さんから「三田さんこれちゃんと自分で調べたの?」と聞かれたんです。「この番組を当事者が見たらすごく傷つくよ、三田さんはスタッフに言われただけ、情報を読んだだけかもしれないけど、アナウンサーだから“自分の言葉に責任を持たなきゃ”」と言われて、自分の浅はかさに気づいたというか。
「グッディ」でも言葉で伝えることの大切さに気をつけるようになると、視聴者から手紙を貰うことも増えたという三田アナは続けてこう語っている。
「三田さんのこのときのこういう言葉に私は救われました」とか「この話題でつらい思いをしていたけど三田さんの言葉で元気が出ました」とか。道で話しかけてくれた方が、泣きながら「三田さんのあの言葉に本当に救われました」と言ってくださることもありました。そのときはアナウンサーになって本当に良かったなって。『言葉の力』は本当にすごいんだなと実感しました。
「私は自分の言葉に責任を持って、自分が発する言葉に嘘はないようにしたいなと思っています」という三田アナは、解散騒動当時も「グッディ」で番組の流れや先輩の言葉に逆らう形になっても、SMAPについて「自分はこう思う」という言葉を発し続けていた。Twitterでも当時それで「救われた」というSMAPファンも多かった。今回の新元号に関するコメントも、三田アナの「自分の言葉」だったのだと思う。
19年3月31日付日刊スポーツに掲載されたインタビューでも、三田アナは中居さんに言われたことを「忘れられない言葉」として話していた。
4月12日追記:
「世界に一つだけの花」が平成で最も売れたシングルとなったというニュースに、4月11日放送「Live News α」で三田アナは「世界に一つだけの花 はNo.1じゃなくていいオンリー1でいいと私達を勇気づけてくれる歌詞と曲、そして何よりもSMAP の5人が歌うからこそ人の心に響くものがあるのかなと思います。この歌に励まされた方どれだけいるでしょうか。ちなみに、私もその一人です」とコメントした。
4月23日追記:
19年4月20日付のインタビューでも
「中居正広さんから『言葉に責任を持たなきゃだめだよ』ってアドバイスをいただいたこともあります」と明かしながら「その言葉もずっと胸にあったんです。言葉のプロとされるお仕事をさせていただいていますが、どこか、その言葉を心から理解していない部分がありました」と話し、視聴者からの反響が増えたことで「『心に響く』って、こういうことかって。それから、自分の言葉に責任を持たないとって、以前に増して思いましたし、もっともっと、視聴者の方たちの心に寄り添う言葉を発せられるようにしたいって思いました」
と語っていた。
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