19年6月22日放送のオンオンで、ひとり農業のロケに一緒に行った貴乃花さんが子供たちに相撲を教えているのを見て、それがとてもいい教え方だったらしく、そんなふうに何か人にきっちり丁寧に誠意をもって教えてあげられるもの伝えるものは自分には何もないと中居さんが語っていた。でも今まで中居さんを見てきて、中居さんは教えるというか人を育てるのがとてもうまい人だと自分は思う。
19年6月7日発売のTVガイドPersonでキスマイ宮田君が、「ニュースな会」では中居さんがいてくれるから安心ではと聞かれて、
それはある。デビューからずっとお世話になってるし本当にすごい先輩だから。でも中居さんは直接的なことは言わない人。自分で考えて自分で決めなってスタンス。こちらのやることをゲラゲラ笑ってネタにすることはあってはあっても「違う」とか「それはない」とか否定しない。多分すべてのことに可能性を見つける人。その器の大きさと視点の広さはすごいと思う。ご一緒させてもらうたびに勉強になることばっかり。でも中居さんのようになろうと思っても無理だから、自分は自分の道を行かないと。その中で中居さんは色んな言葉やこの先のヒントをたくさんくれる先輩なんだよね。
というようなことを言っていた。手取り足取り教えるのではなく、自分で考えさせる、そして自分で考えたことならどんなことでも否定せず、その中に面白さや先に進む可能性を見つけて、そこを伸ばしていく。それは素晴らしい「教え方」なんじゃないかと自分は思う。
中居さんに「色んな言葉やこの先のヒント」を貰った人は自分が知る限りでもたくさんいて、例えば同じキスマイの玉森君は、辛い時、もうダメだと思った時に背中を押してくれるものとして、デビューの時に中居さんにかけてもらった「ガムシャラにやって、いっぱい恥をかけ」という言葉だと以前話していた(Myojo2016年9月号)。別のインタビューでは、劇場版ATARUの撮影の時に中居さんに「20代は何でもできる、何でもチャンスがある時期だ」と言われた話をしていた。
KAT-TUNの上田君はドラマで共演する後輩との対談で、以前中居さんとドラマで共演した時に中居さんに「芝居に正解なんかないんだから、自分が思った通りに好きにやればいい」と言われて、その言葉がすごく心に響いて、そこから少しずつ「あぁ、やっていいんだ」と思えるようになったと。「だからもちろん重岡にも好きに自由にやってもらいたいし、あの中居さんの言葉は今でも忘れられないな」と語っていた(18年12月26日発売TVStation)。
とはいえ、実はけっこう具体的にも教えていて、北山君は以前トークの間のことを言われると言っていたし、舞祭組ライブのメイキングでは振り付けや照明、演出についてアドバイスしている中居さんの姿が見られる。この時も中居さんは「僕はこういうレパートリーがあるんじゃないかなぐらいしか言うことはない」と言っているけど、副音声を聞くとやっぱり具体的にアドバイスしていたみたいだ。以前、「自分が好きだと思ってた演出がことごとく中居さんのアイディアだと知って震えている」みたいなキスマイファンの呟きを読んだことがあって、ニヤリとしてしまった。
キスマイの会報でも二階堂君が、今回ライブ構成を考えた時に、舞祭組ライブの時に中居さんに照明の大切さをアドバイスしてもらったから、そこにもこだわったと書いてあったとのこと。照明の大切さはジャニーさんから教えてもらったと中居さんは話していたけど、それを次の世代に伝えて行ってるんだな。
具体的なアイディアや今までに培ってきたライブ作りのノウハウだけじゃなく、客席からステージがどう見えるか見ておいた方がいいとか、「4分の1じゃなくて1分の1×4だから」という心構えとか、そういう点でも中居さんが教えたことって大きいんじゃないかなと思う。
ファンとしては、そのノウハウを惜しげもなくぶっこんで中居さん自身が作って中居さん自身がプレイヤーとなるステージをまた見たいとも思うのだけど。
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あられ (火曜日, 15 10月 2019 00:01)
本当に最初から全てに大きく頷きっぱなしです。中居さんの言葉も行動も器の大きさも、無駄なく無理なく確実に相手をとらえる。まさに「心を射抜く」天使の矢のような力を感じます。って、私の語彙力では伝わりにくいですがww 中居さんのステージ、ああ、見たいですね...。
あい (火曜日, 15 10月 2019 21:49)
>あられさん
本当に、いつかまた彼が作るステージを見たいです…